産業用液晶モジュール 長期供給神話は崩れたか?

産業用液晶モジュール 長期供給神話は崩れたか?

産業用液晶モジュール
長期供給神話は崩れたか?

三菱電機が液晶事業から撤退

三菱電機は2020年6月15日、TFT液晶モジュールの生産を2022年6月をめどに終了し、液晶事業から撤退する。と発表しました。

三菱電機の産業用液晶モジュールは長期供給、長期保証を売りにしておりましたが、やはり現代のコストダウンの流れには逆らえないという事でしょうか…

産業機器を製造・販売されている事業者にとって、今後の産業用液晶モジュールがどのように流通していくのか?動向に注目が集まります。

液晶モジュールの主流はスマートフォン

スマートフォンの流行に乗り、製造ラインや専用機として活躍する産業機器のユーザーインターフェースが様変わりしました。今まではLEDの点滅やボタンでの制御が多く存在していた産業機器でも、液晶モジュール・タッチパネルを採用した製品が多く登場し、ユーザーインターフェースが充実してきましたね。

特にスマートフォンの爆発的な普及により、液晶モジュールは世界で流通しているスマートフォンへの採用が決まったか?が売り上げを左右するポイントとなっており、スマートフォンへの液晶モジュールの供給が覇権争いにもなっています。

スマートフォンと産業用の違い

スマートフォンの液晶モジュールの寿命はおおよそ2年と言われています。皆さんのスマートフォンの買い替え時期も2年位だと思います。
当然、それに合わせて製品開発されているかと思いますが、実力で長く使える液晶モジュールも存在します。今では故障してもスマートフォンのリペアキットは多く存在しています。液晶モジュールが使えなくなっても交換すれば良い環境がありますよね。

しかし、産業用の液晶モジュールは製造工場では生産ラインの停止が生産数の減少に繋がり業績に直結します。機器本体の操作は液晶モジュール・タッチパネルにより操作されます。IoTの流れで最近では遠隔操作も可能となっている機器も増えましたが、最悪、操作のすべが無くなった機械は動かせなくなってしまいます。

産業用途では液晶モジュールの価格が多少高くても、信頼性の高い製品が好まれることになります。そこで三菱電機の液晶などは産業用途でも長期供給、長期保証の観点、また、産業用途で使用される絶妙なサイズの提供、IPSパネル等の方式、三菱電機の液晶モジュールは産業界では重宝されてきたわけです。

頻繁に発生する液晶モジュール変更

日本の液晶モジュールメーカーはかつて覇権を取ってました。しかし、今では産業用機器用途でも韓国・台湾・中国メーカーが多くのシェアを取ってます。
果たして長期供給、長期保証は可能なのでしょうか。
普通に考えれば企業は利益優先ですから、利益が出るところにシフトしますね。今まで長期供給・長期保証をうたっていた日本メーカーも撤退する時代ですから、液晶モジュールの長期供給を願うのでは無く、如何に変更可能な体制を作っておくかが重要だと考えます。

液晶モジュールのノウハウ

KESでは過去20年以上、液晶モジュールを活用したシステムの開発を行ってきました。

  • 限られたリソース内での制御(フレームレート・色表現・チラつき等)
  • 機器に最適なシステム構成の提案
  • 機能安全に準拠した開発手法

これらを考慮し、モジュールの切り替えに柔軟に対応可能です。

液晶モジュールのディスコンに限らず、部品のディスコン、システム変更を余儀なくされお困りの方、先ずはご相談いただければと思います。経験豊富なエンジニアがサポートさせていただきます。

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